出産して数か月。かわいいはずの赤ちゃんとの生活なのに、夜中の授乳で眠れず、家事はまったく回らず、自分のごはんすら後回し。気づけば「しんどい」が口ぐせになっていました。
仕事や資格のことなんて、とても考えられない。でも、このままで大丈夫かな…という不安だけはずっとありました。
そんなとき私を助けてくれたのが「産後ケア」でした。この記事では、私が産後に実際に泊まって・通って・訪問してもらった4つの施設を、よかった点も気になった点も正直にまとめます。これから利用を考えている方の参考になればうれしいです。
産後すぐに仕事や資格まで考えられなくて当然。まずは眠る・食べる・頼るための選択肢を見える形にします。
産後ケアに行くほどではないけれど「とにかく台所に立つのがつらい」という日。私は無添加のお惣菜の宅配に何度も助けられました。レンジで温めるだけで一食できるので、産後の「作れない時期」のお守りになります。
※「ちゃんと作らなきゃ」を一度手放すだけで、気持ちがすごく楽になりました。
産後ケアは、出産後のお母さんが体を休めたり、授乳や育児の相談をしたりできるサービスです。大きく分けて3つのタイプがあります。
そして見逃せないのが、お住まいの自治体によっては、産後ケア事業として格安で利用できること。私が利用した長野県内の施設は、自治体のチケットを使ってとてもリーズナブルに利用できました。まずは「お住まいの市区町村名+産後ケア」で検索してみてください。
最初に紹介するのは、大阪・帝国ホテルの中にある産後ケアホテル「ママレバータ大阪」。私はここに2回宿泊しました。結論から言うと、「産後の自分への、最高のごほうび」でした。
1回目は、どうしても大阪・関西万博に行きたくて、産後3か月で1泊2日で利用しました。閉会1週間前というギリギリのタイミング。普通なら赤ちゃん連れで万博なんて無理ですが、ここは24時間あずかってもらえるので実現できました。
チェックイン後、体のチェックや問診を30分ほど受けたら、そのまま万博へ。ホテルに戻ったのは夜の0時ごろでした。眠っている赤ちゃんの顔をそっと見て、自分の部屋へ。
そして——朝まで、ぐっすり。夜中の授乳も、朝の授乳も、夜泣きも気にせず眠れたのは、産後3か月で初めてでした。夫婦そろってこんなに眠れたのは久しぶり。これだけでも泊まる価値がありました。
チェックアウトのとき、赤ちゃんの体に赤み(肌トラブル)がまったくなかったこと。こちらでは「ママ&キッズ」のソープとローションを使ってくれていました(別料金)。家で使っていた安いローションとの違いに驚いて、帰宅後すぐに買いました。
2回目は12月30日から2泊3日。大晦日とお正月をここで過ごしました。帝国ホテルに普通に泊まるとかなり高いのですが、産後ケアとしての利用なら、ぐっとおさえられて穴場でした。
お部屋は少しコンパクトな「アベリア」。お風呂は前回と違って洗い場のないユニットバスでしたが、清潔で十分でした。
このとき食事なしのプランにしたら、年末年始で周辺のお店は閉まっていて、ホテル内はお正月料金で1食3万円超…。結局、ルームサービスのコース料理(1人7,100円)を頼みました。お部屋で豪華に食べられて、これはこれで大満足でしたが、食事つきプランにしておけば安心だったなと思います。
元旦は、前日にデパ地下で買った「なだ万」のおせちをお部屋で。足湯・フットマッサージャー・アロマも無料でレンタルでき、心からくつろげました。
| 施設名 | ママレバータ大阪(帝国ホテル内) |
|---|---|
| タイプ | 宿泊型 |
| あずかり | 24時間(助産師・保育士さんが対応) |
| こんな人に | とにかくぐっすり眠りたい/自分をいたわる時間がほしい/ごほうび滞在をしたい |
| ひとこと | 年末年始は比較的おさえめで穴場。食事つきプランがおすすめ |
産後しばらくは、外出も授乳のしやすさで決まりますよね。私も「サッと授乳できる服」があるだけで、外に出るハードルが下がりました。授乳口つきでも普段着に見えるものが増えています。
続いては、長野県・池田町にある宿泊もできる産後ケア施設「おりん」。安曇野市は訪問・通所・宿泊すべての産後ケア事業を格安で利用できて、その中でも宿泊できる貴重な施設です。
ここは産後すぐ、とくに第1子の方にこそおすすめ。初めての育児で分からないことを、ていねいに教えてもらえます。
私の赤ちゃんはミルクの飲みがゆっくりで、吐いてばかり。でもここでうまく飲ませるコツを教えてもらえました。赤ちゃんとの遊び方・関わり方までしっかり指導してもらえます。
家庭的な味と、おしゃれなカフェの中間くらい。とくにお味噌汁が絶品でした。何日も滞在する人のために、お味噌を何種類か使い分けているそうです。
こちらはどちらかというと育児指導が中心。赤ちゃんにとってはとても良い環境ですが、「とにかくのんびりしたい」「少し産後うつ気味でそっとしておいてほしい」という方には、向かないかもしれません。目的に合わせて選ぶのが大事です。
| 施設名 | おりん(長野県・池田町) |
|---|---|
| タイプ | 宿泊型(基本は同室/食事・入浴時はあずかり) |
| こんな人に | 第1子で育児が不安な人/授乳や関わり方をちゃんと教わりたい人 |
| ひとこと | 家庭的なごはんが◎。のんびり重視よりは育児指導重視 |
3つめは、安曇野市の「U-BA(ウーバ)」。こちらは通所・訪問のみで、宿泊はやっていません。私は産後すぐ、自宅に訪問してもらいました。
赤ちゃんのお風呂の入れ方を教えてもらえたり、産後でボロボロになった心と体に寄りそってもらえたり。毎回マッサージをしてもらえて、本当にほっこりしました。
産後の体調がつらい方、メンタルが不安定な方に、とくにおすすめです。産後はみんなボロボロ。「来てもらえる」って、それだけで救われます。
U-BAの写真は準備中です。撮影でき次第こちらに追加します。
| 施設名 | U-BA(安曇野市) |
|---|---|
| タイプ | 通所・訪問型(宿泊なし) |
| こんな人に | 産後の体調・メンタルがつらい人/お風呂の入れ方を教わりたい人 |
| ひとこと | 毎回のマッサージが心地よい。訪問してもらえる安心感 |
最後は松本市の「まんまる」。こちらは通所のみですが、「休みたい!」「他のお母さんと話したい!」という方にはもってこいの場所でした。
個室でゆっくりでき、赤ちゃんを半日あずかってもらえるので、しっかり休息がとれます。木のぬくもりのある、ほっとする空間です。
食事はカフェのようなごはん。他のお母さんたちと食べるので、旦那さん以外の大人と、久しぶりの会話。気分がまぎれて、すっと楽になりました。第2子を産むことがあれば、ぜったいにまた利用したい場所です。
まんまるでは、いろいろなイベントもやっています。私は助産師さんにすすめられて産後ヨガに行ってみたのですが、これが本当に尿もれに効きました。産後の体の悩み、ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
「産後ヨガに通いたいけど、赤ちゃんがいると外出が大変…」という方には、自宅でできるオンラインヨガもあります。赤ちゃんが寝ている間に、画面の前でこっそり。産後の体を少しずつ整えるのにちょうどいいです。
| 施設名 | まんまる(松本市) |
|---|---|
| タイプ | 通所型(半日あずかり可) |
| こんな人に | とにかく休みたい人/他のママと交流したい人/産後の体を整えたい人 |
| ひとこと | 個室でゆっくり。イベント・産後ヨガもおすすめ |
| 施設 | タイプ | あずかり | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ママレバータ大阪 | 宿泊 | 24時間 | ぐっすり眠りたい/ごほうび滞在 |
| おりん | 宿泊 | 食事・入浴時 | 第1子・育児を教わりたい |
| U-BA | 通所・訪問 | — | 体調・メンタルがつらい |
| まんまる | 通所 | 半日 | 休みたい/ママと交流したい |
同じ「産後ケア」でも、施設によって得意なことがぜんぜん違いました。
「眠りたい」のか、「育児を教わりたい」のか、「ただ休みたい・話したい」のか。今の自分がいちばん欲しいもので選ぶと、後悔しません。
レイコップ/ミルクサーバー/リッチェルのバウンサー/赤ちゃん本舗のおしりふき/ママ&キッズのローション・おしりクリームなど、
「産後に本当に助けられたグッズ」を写真つきで後日まとめます。
なごみ(松本)/MIRAHUG cafe(安曇野)/村民食堂(軽井沢)/深尾(安曇野)/PROPS. cafe(安曇野)/ちゃぶだい(安曇野)など、赤ちゃん連れで行きやすかったお店を写真つきで整理しました。
産後すぐは、仕事や資格のことまで考えられなくて当然です。まずは体を休めて、家事や育児を一人で抱え込まないこと。私もそれが先でした。
ただ、少しでも「この先の働き方が不安」と感じているなら、今すぐ動かなくてもできる準備から、ゆっくり見ておくと安心です。焦って転職や資格取得をする必要はありません。
産後ケアを出たあと、いちばんしんどかったのが毎日の家事でした。仕事や資格を考えるより先に、暮らしを軽くする方法から見てみてください。
暮らしが少し落ち着いて、「この先の働き方も気になってきた」と思えたら、焦らず選択肢だけ並べて見てみましょう。今すぐ応募しなくて大丈夫です。
「いきなり働くのはまだ。でも、家にいながら少しずつ準備したい」という方へ。私が見ている中で、子育て中でも始めやすいと感じたサービスをいくつか置いておきます。気になったときに、のぞいてみる程度で大丈夫です。
▶ 在宅・時短の仕事をさがす
在宅・時短の求人が多く、ブランクのあるママにも探しやすいサイトです。
▷ 主婦向け求人サイト「ママワークス」を見てみる
▶ すきま時間で資格・スキルにふれる
▶ 事務職に戻るためのPCスキル(MOS)
※どれも「今すぐ申し込む」ものではありません。資料請求や無料体験など、気軽な一歩からどうぞ。